
ISSUE_
ライオンのパーパスを軸にした「習慣」の可能性を発信するオウンドメディアを立ち上げたい
ライオン株式会社では、企業パーパス「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」をさまざまなステークホルダーにどのように伝えるか、何を伝えるかを悩まれていました。メディア名やコンセプトをどう定義すれば、改めて定義した習慣の価値を的確に伝えられるのか?という課題に対して、ライオン社内での意見を取りまとめるだけでなく、外部の視点を取り入れてアイデンティティを形にするべく、株式会社ボランチさんと一緒にサインコサインが共創パートナーとして招かれました。
ISSUE_
社員の共通認識を引き出すワークショップとフレームワークを元にしたメディアの価値定義
まずは部署や立場ごとに異なる「ライオンのイメージ」を洗い出し、共通認識をつくるためのワークショップを実施。社内メンバーからは「寄り添う姿勢」「当たり前を深く見つめる視点」などキーワードが多く挙がり、パーパスが既にしっかりと浸透していることが見えてきました。こうして集まったワードを元に、フレームワークをつかってさらに整理していきます。
サイモン・シネックの「ゴールデンサークル理論」をベースに、オウンドメディアが果たすべき役割や意義を深掘りました。ライオンの持つリソースと、習慣に関わる多様なテーマを組み合わせながら、読者が自分ゴト化できるコンテンツの方向性を探りました。
ここからアイデンティティ化していくにあたって、サインコサインが大事にしている考え方があります。
ここまでの整理をその言幹として、いくつかの言葉を提案したところ、ライオンさんに「もうひと頑張りしたい」とブラッシュアップの機会をいただき、別アプローチを試してみました。言幹から考えるという、いうなれば上段から整理するようなアプローチとは逆に、理想の記事から逆算していくようなアプローチです。紆余曲折経て、見えない習慣を改めて見ようと「覗き込む」イメージが定まり、Scopeという言葉に着地しました。
ISSUE_
共創から生まれたアイデンティティが、継続的なコンテンツ制作を支える
タグラインである「あなたと、あたりまえを、みつめる。」に基づいて、習慣の価値を多角的に伝えるコンテンツが続々と公開されています。社内メンバーが自らテーマを発案し記事を執筆する事例も増え、共創したアイデンティティがチームに根付きながら自走するきっかけになっています。
大きな組織だからこそ難しいとされる部署横断型のプロジェクトとして、若手からベテランまで多様な立場が参加し、パーパスの重要性を改めて考えるきっかけにもなっています。